【伊香保 観光】卯三郎こけし工芸館に行ってきました!

伊香保のホットでほっとする情報をお届けする、伊香ほっと。今回は、卯三郎こけし工芸館へ行ってきました。工房見学こけしの絵付け体験もできる卯三郎こけし工芸館で、伊香ほっと探しスタートです。

「卯三郎こけし工芸館」で、こけしを見て・知って・作ってみよう!


さぁ〜てどんなところかな〜と、伊香保温泉街より車を走らせること15分。木材が置いてある大きな工場が見えてきたぞ。看板を発見。卯三郎こけし工芸館に到着しました。駐車場は広く、販売所と工芸館の建物と、工房の建物がありました。

卯三郎こけし工芸館できること

  • 工房見学
  • 工芸館見学
  • こけし販売

今回は工房見学をメインにおじゃましてきました。

職人の技を目の前で!こけしの工房見学

usaburokokesi
工場に入ると、機械音とともに目に飛び込んでくるたくさんの箱。材料が入っているのかな。見学通路の両脇に工程毎に作業場が分かれており、職人さんが作業をしていました。一口にこけし作りといっても奥が深く、その工程はパーツ毎に複数あるんだとか。

例えば、このオカッパ女の子のこけし。「オカッパ」「顔」「胴体」でそれぞれに仕上げるそうですが、オカッパ頭を作るだけでもこんなに。

写真の左から右にかけてオカッパ頭が仕上がっていきます。木取り→打ち抜き→ならい盤→えぐり→オカッパ上取り→一次二次研磨→染め→塗装・二次研磨→オカッパ切り→フチ研磨→フチ塗り→顔ハリ と…。驚いたのは、この工程に入る前。木取りする前に、原木は皮をむいて約2年の自然乾燥をさせるそう。2年かけてしっかり、でも原木に無理な負荷をかけずに乾燥させるんですね。
オカッパ女の子の製造工程をまじまじと見ていたところ、「製造工程の流れで見学をご希望でしたら、奥から見るといいですよ〜」と職人のお兄さんが教えてくれました。なるほど。ではでは〜と、一番奥まで行って製造工程に沿って見学させていただきました。(良く考えたら逆流していたのかも。ごめんなさい〜、この日は他に誰もいなかったからゆるしてください〜;)
卯三郎こけしがどのように作られているのか。製造のいくつかをお伝えします。

切りそろえられた原木


こちらは原木を切りそろえる工程。約2年の自然乾燥の後に綺麗にカットされたものですね。

ならい盤(倣い盤)


材料を両サイドから押さえて荒削りを行った後、刃物で更に形を整える工程。ここで、オカッパや胴体の外形を挽くそうです。削った木が白くて綺麗だったので、「なんの木を使用しているんですか?」と尋ねたところ「水木(ミズキ)です。」そう教えてくれました。後から知ったのですが、水木は耐久・耐湿性に優れていて春芽吹く時に多くの水を吸い上げることから、古来より家を火災・災難から守る「火伏せの木」として上棟式で屋根に飾られていたんだって。そんな水木から産まれたこけし。家の守り神になってくれそうですね。

研磨


削り終わったこけしを磨く工程。削ったままの木地から、一次研磨、二次研磨と進みます。より目が細かいサンドペーパーで削り進めていくことで、工程を重ねるごとに滑らかに。触ってみると違いは一目瞭然!いや一触瞭然?スベスベで気持ちいい〜。つい何度も、スベスベ。う〜ん、癒し効果ありそう〜。

ロクロ


こけしは機械で削るものもありますが、大きいものや長い胴体のものはロクロを使い手作業で削るんだって。削りかすから、最近ロクロを使ってこけし作りをした事が伝わってきました。その職人技、見てみたかった。

職人技といえば
こけしの頭部を作っていた職人さんが、説明も交えながら親切に作業を見せてくださったのですが、「加工自体よりも、機械や刃の調整が難しいんです。これも自分でもトライしたのですが、結局は何十年先輩に調整を仕上げもらいました。」加工に使用していた機械を見せながらそんな事を教えてくれました。機械の調整は機械メーカーさんがやると思っていたのでビックリ。卯三郎こけし工芸館では職人さん自身でやるんだって。こけし毎に異なるので習得には何年もかかるんだとか。見学では機械加工がメインだったので、思わず聞いた職人技に感動しました。

あの有名キャラクターとのコラボも!


工房見学の前にこけし販売所へ行ったのですが、驚いたのはそのバリエーション!昔から愛される THEこけしから、モダンなこけし、クリスマスにぴったりなサンタさんのこけし、そして有名なキャラクターのこけしまで。全部で何種類あるんだろう。まるで、こけしの美術館!こけしの豊富なバリエーションにびっくりしました。

そして、工場でみつけたこちら。

さて、何のキャラクターでしょ〜か。胴体だけでわかった貴方は素晴らしい!全力で拍手を送ります m(((^ ^)))m パチパチパチパチ〜。 推理力をフル活用して当てて見てね。

「卯三郎こけし工芸館」について

施設情報

■〒370-3501 群馬県北群馬郡榛東村東村長岡1591
■TEL:0279-54-6766
■FAX:0279-54-8684
■駐車場:バス20台、乗用車100台
■アクセス:伊香保温泉街より車で約15分
関越自動車道「渋川・伊香保I.C」から15分

まとめ

こけしのバリエーションと職人さんの技術に感動した、卯三郎こけし工芸館。こけしの概念が変わりました。今度はストラップやペン立てを作れる、絵付け体験に参加してみたいな。

それでは最後に。

ここもしっかり、こ・け・し!ということで、卯三郎こけし工芸館で伊香ほっと探しをお届けしました。

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